2008年09月02日
チーム・バチスタの栄光

今更・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、「チーム・バチスタの栄光」を読みました。
実に面白い本で、一気に全部読み終わり、今は同じ主人公が別の事件に挑む作品(ナイチンゲールの沈黙)を読んでいます。
僕は、村上春樹さん、井坂幸太郎さんや東野圭吾さん、荻原浩さんの本が好きでよく読みます。
ミステリーに関しては、東野圭吾さんのアプローチが面白くて、しかも、すごくいろんな種類のミステリーを展開されているので、「この人の本を読むと、他のミステリーではなかなか満足できないな・・・」と思っていた矢先に現れた突然の出会いでした。ふとひまつぶしに買って、しかも読まずに何ヶ月か放置していたのですが、先日の出張の際に、思い出して持っていったのです。
・・・すると、これは面白い。一度では理解できない部分もありますが、それでもかなり引き込まれます。
「これから読もう」という人に、話がばれてしまうとつまらないでしょうから、今回は内容には触れませんが、映画版「チーム・バチスタの栄光」を見て、気に入った方だけでなく、「気に入らなかった」という方もぜひ原作は読んでみてください。僕は原作を読んだ後、映画も見ましたが、実はややもの足りませんでした。人間描写、人間関係が主題として話が展開していく原作に対して、映画はその部分がかなり希薄(な気がします)で、しかも、僕から見たら「おいしい所(後日談など)」はほぼ映画版では出てきません。しかも、一番肝心なのは話の展開。それもかなり違う展開をしていきますので、映画を見た後でも「もう知ってるからいいや・・・」とはならないのではないか、と思います。
Posted by 水野キルン at 12:07│Comments(2)
│本
この記事へのコメント
息子には『本読めっ!』って言うくせに自分は・・・ここ何年か活字の本を読んだ記憶が無いなぁ。う~ん、いかん、いかん。
Posted by 大学5年生 at 2008年09月03日 15:13
コメントありがとうございます。
大学5年生さんは、仕事や趣味の雑誌には目を通しておられると思います(いかがですか?)。「人生を豊かにする」というのが読書の目的の一つだと僕は思いますが、そういう意味では、大学5年生さんの読書は目的にかなっているのではないでしょうか?
僕などは、先日行った「安彦良和原画展」の図録をながめることさえ「読書である」と位置付けていますよ。
大学5年生さんは、仕事や趣味の雑誌には目を通しておられると思います(いかがですか?)。「人生を豊かにする」というのが読書の目的の一つだと僕は思いますが、そういう意味では、大学5年生さんの読書は目的にかなっているのではないでしょうか?
僕などは、先日行った「安彦良和原画展」の図録をながめることさえ「読書である」と位置付けていますよ。
Posted by 水野キルン at 2008年09月03日 15:49